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マッチしたのは25歳の大学院生。プロフィール写真は白衣姿で、研究室らしき場所で撮影されていた。眼鏡をかけた真面目そうな顔立ちで、笑顔も控えめだった。
自己紹介文が独特で「某大学院で生物学を研究しています。趣味は読書(主に専門書)、データ分析、たまに映画鑑賞」と、いかにもリケジョらしい内容。
普通の女性なら敬遠しそうな堅い印象だが、逆にこういうタイプほど落とし甲斐がある。知的な会話を楽しみながら、どこかでギャップを見つけて攻略する作戦を立てた。
論文の話から始まる独特なやり取り
最初のメッセージから、普通の女性とは違う反応が返ってきた。
女「初めまして。タンパク質の構造解析です。具体的にはX線結晶構造解析を用いて、創薬標的となりうる膜タンパク質の立体構造を…あ、すみません。専門的すぎますよね」
男「いえいえ、面白そうです!薬の開発に関わる研究ってことですか?」
女「正確には基礎研究段階ですが、将来的には創薬への応用を視野に入れています。でも、こんな話題で大丈夫ですか?」
男「全然大丈夫です。むしろ、情熱を持って研究してる人の話を聞くのは楽しいですよ」
女「そう言っていただけると…実は友人からは『研究の話ばかりでつまらない』と言われることが多くて」
※コンプレックスを抱えていることが分かった。ここは肯定的に受け止める。
男「研究に打ち込める人って素敵だと思いますけどね。ところで、息抜きとかはどうしてるんですか?」
女「息抜き…ですか。論文を読むことでしょうか」
男「それ息抜きじゃないですよね(笑)」
女「あ、確かに。客観的に見るとそうかもしれません。では、映画鑑賞が該当するかと」
※話し方も独特で理屈っぽい。でも、それが逆に可愛く感じてきた。
男「どんな映画が好きなんですか?」
女「SF映画が多いです。科学的考証がしっかりしているものが好きで…また理屈っぽいですね」
男「いいじゃないですか。今度一緒に映画の話でもしながら、ご飯でも食べに行きませんか?」
女「私とですか?会話が論理的すぎて退屈かもしれませんが」
男「逆に楽しそうです。来週あたりどうですか?」
女「実験の予定を確認して…あ、木曜日なら18時以降空いています」
男「じゃあ木曜日の19時に某駅でどうですか?」
女「了解しました。よろしくお願いします」
予想を超えて可愛かった理系女子
待ち合わせ場所に現れた彼女は、写真よりもずっと可愛かった。眼鏡は同じだが、私服姿は意外にも女性らしく、白のブラウスにフレアスカートという組み合わせ。
ただ、リュックサックにノートパソコンが入っているらしく、妙に大きいのが理系女子らしさを醸し出していた。
「遅くなってすみません。実験が長引いて」と少し息を切らせながら謝る姿も、なんだか新鮮だった。
理屈と感情の間で揺れる会話
イタリアンレストランで、彼女の意外な一面が次々と明らかになった。
女「研究室にいる時間が長いので、必然的に学食かコンビニ弁当が主食になります。栄養バランス的には良くないと認識していますが」
男「体に悪いって分かってても、やめられないことってありますよね」
女「論理的には非合理的な行動ですが、人間には感情という変数があるので…あ、またこんな話し方してしまって」
男「面白いですよ、その話し方」
女「からかってます?」
男「本心です。ところで、お酒は飲めるんですか?」
女「アルコール分解酵素は人並みにあると思いますが…要するに、少しなら」
※ワインを注文すると、意外にも美味しそうに飲んだ。
男「美味しいですか?」
女「はい。ポリフェノールも豊富ですし…あ、また理屈で考えてしまった」
男「リラックスして楽しめばいいんですよ」
女「リラックス…苦手なんです」
※1杯飲み終わる頃、少し表情が柔らかくなってきた。
男「研究一筋って感じですけど、恋愛とかは?」
女「恋愛…ですか。あまり得意ではないです」
男「どうして?」
女「相手の行動を論理的に分析してしまって…例えば、デートに誘われた時も『この人の目的は何か』とか考えてしまうんです」
男「今日も分析されてます?」
女「…はい」
※正直すぎる答えに思わず笑ってしまった。
男「で、分析結果は?」
女「まだデータ不足です」
男「じゃあ、もっとデータを集めないと」
女「そうですね…あ、でも」
男「でも?」
女「分析とか関係なく、楽しいです、今」
※お酒が回ってきたのか、素直な感情が出てきた。ここがチャンス。
男「僕も楽しいです。〇〇さんって、思ってたより可愛いですね」
女「え?可愛い?私が?」
男「うん、特に今みたいに素直になった時」
女「素直…私、素直じゃないですか?」
男「普段は頭で考えすぎてる感じがします」
女「確かに…でも、どうしたらいいか分からなくて」
※2杯目のワインで、さらに素直になってきた。
男「考えないで、感じればいいんじゃないですか」
女「感じる…難しいです」
男「例えば、今何を感じてます?」
女「暖かい…かな。お酒のせいかもしれませんが」
男「それ以外には?」
女「…ドキドキしてます」
※思わぬ告白に、こちらもドキッとした。
男「それは、お酒のせい?」
女「分かりません。でも、いつもと違う感じです」
男「悪い感じ?」
女「…いいえ」
理屈を超えた瞬間
レストランを出る頃、彼女は完全に酔っていた。普段の理屈っぽさが消えて、可愛らしい素顔が見えていた。
男「まだ終わりじゃないですよ」
女「え?」
男「もう少し一緒にいたいな」
女「でも、終電が…」
男「終電なんて気にしないで」
女「気にしないでって、どうやって帰るんですか」
※また理屈モードに戻りかけたので、思い切って手を握った。
男「今は、考えないで」
女「あ…」
男「嫌?」
女「…嫌じゃない」
※そのまま手を繋いで歩き始めた。
男「どこか静かなところに行こうか」
女「静かなところ…」
男「うん、二人でゆっくり話せるところ」
女「それって…」
※彼女も気づいているはずだが、あえて言葉にしない。
男「近くにいいバーがあるんだけど」
女「バー…」
男「嫌なら無理にとは言わないよ」
女「…行きます」
※理屈を超えて、感情で答えてくれた瞬間だった。
朝まで続いた特別な時間
バーでさらに打ち解けた後、「もっとゆっくりしたい」という彼女の言葉に甘えて、近くのホテルへ。
「こんなの初めて」と恥ずかしがる彼女に、「考えすぎないで」と優しく声をかけた。
部屋に入ると、急に理屈っぽさが戻ってきて「統計的に初対面でこういう関係になる確率は…」と話し始めたが、キスで言葉を止めた。
その後の彼女は、今までの理屈っぽさが嘘のように素直で、情熱的だった。研究に対する情熱と同じくらい、一度火がつくと止まらないタイプだったのだ。
朝まで何度も求めてくる彼女に、「これも研究?」と聞くと、「違います…ただ、あなたともっと…」と顔を赤らめて言った。
朝、シャワーを浴びた後の彼女は、また少し理屈っぽさを取り戻していた。「昨夜の行動は、オキシトシンとドーパミンの影響で…」と説明し始めたが、途中で自分でも笑い出した。
「でも、後悔はしてません。むしろ、新しい自分を発見できました」という言葉と共に、連絡先を交換した。
リケジョの理屈っぽい鎧の下には、誰よりも情熱的な女性が隠れていた。そのギャップこそが、彼女の最大の魅力だったのかもしれない。